かみ合せocclusion

詰め物や被せ物がよく外れる方へ

詰め物のイメージ

被せた銀歯がよく外れる。詰め物をした部分がよく壊れる。入れ歯がすぐ壊れた。その度に「あそこの歯医者はヤブ医者だ!」と思い、そして転院して別の歯医者に行っても、また壊れる。この様な経験をしたことがある方がいらっしゃるのではないでしょうか。

更に、朝起きたら奥歯が痛かった。歯がしみる。でも歯医者さんに診てもらったけれど虫歯や歯周病になってはいないと言われた事とかもあるかもしれません。

実はかみ合わせが悪いことに原因がある

噛み合わせイメージ

今まで歯科医院と言えば「むし歯」や「歯周病」を治すところ。予防しに行くところ。歯並びが悪ければ「矯正歯科」にかかればよい。そう思われている方は非常に多いと思います。

しかし詰め物が取れたり壊れたりするのは歯医者の腕が悪いだけでしょうか?
実はそうではありません。それはかみ合わせが悪いことに原因があることが非常に多いのです。

かみ合わせが悪くなる様々な原因

噛みあわせが悪い人のイメージ

かみ合わせというのは生まれつきの歯並びも原因の一つですが、後天的に、指しゃぶりや頰杖、うつぶせ寝、口呼吸、さらには噛みしめや食いしばり、歯ぎしり、片側咬みなどによって咬む位置や顎のズレが生じてしまい、かみ合わせが悪くなります。

その結果、何度治療を繰り返してもいつも同じところが痛んだり、被せ物が取れたり、自分の歯が欠けたり割れたり。時には頭痛や肩凝りや首の痛みなどの不定愁訴と言われる症状がでたり、顎の関節がコキコキなったり痛くなったりすることもあります。

全身の健康のためにかみ合わせ治療はとても大切

噛みあわせの検査

上記の場合は、お口の中の歯を整えてバランスの良いかみ合わせにしていく必要があります。それがかみ合わせ治療の本質です。そしてむし歯や歯茎の炎症も実はバクテリア(細菌)だけの問題ではなく、このかみ合わせの問題が関わっていることもあります。

すなわち、炎症のコントロールだけではなく、バランスを整えることで力のコントロールや環境のコントロールも同時に必要なのです。全身の健康のためにもこの噛みあわせ治療はとても大切な治療の一つです。

日本顎咬合学会咬み合わせ認定医による治療

日本顎咬合学会認定医の治療

当院は日本顎咬合学会の咬み合わせ認定医の資格を持つドクターが対応します。問診でどの様な症状があったかを細かくお聞きし、「全身健康調査票」というアンケートをとり、歯型を患者様から採らせてもらって模型分析を行ったり口腔内写真、姿勢写真などを撮影させて頂いたり、さらに「シロナソアナライザー」というOA機器にて患者様の「咀嚼サイクル」や「発語の位置」などの波形を確認し、どの様な治療が一番望ましいのかを検討し患者様に治療方法や期間などを提案いたします。

どこに本質があったのかを考えて治療する

かみ合わせの治療説明

そして同意を得られたのち治療を開始していきます。例えば入れ歯やブリッジ、インプラント治療などは一度歯を失ったところを補う治療です。歯を失うという事はどこにその本質があったのでしょうか。

バランスの良いかみ合わせがなければ、将来、また同じところが壊れたり外れたりするかもしれません。仮にそこの歯が壊れなかったとしても咬み合う反対の歯が壊れてきたり、頭痛や顎の痛みなどの問題が生じる可能性も否定できませんので特にかみ合わせには注意を要しますし、常にそのことを心がけて治療しています。

患者さんに伝わりやすいように「かみ合わせ」と表記していますが、本来は「咬み合わせ」が正しい表現です。

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